井上 | さて、記念すべき第1回目のゲストは、斎賀由布役の能登麻美子さんにお越しいただきました
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能登 | こんにちは、能登麻美子です。宜しくお願いします!
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井上 | こんにちは、宜しくお願いします。御会いするのは、実は当日が初めてだったんですよね。オフレコの
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能登 | そうですね。第1回目が初めてだったんで、今日で2回目
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井上 | もう緊張して
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能登 | いやいやいや。私もアップアップなんで(笑)
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井上 | そんな能登さんを大解剖していきたいと思います。宜しくお願いします。どうですか、『コゼットの肖像』という作品なんですけども、どうですか、この作品。印象などは?
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能登 | 最初、1番最初は。私はオーディションで由布ちゃんの役を
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井上 | あ、そうなんですか
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能登 | 正直、話がよくわからなくて(笑)
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井上 | (笑)ゴスロリがテーマで
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能登 | ねえ。のちのち、オカルトっていうか、不思議なテーマだよって伺って、ゴスロリのかわいい麻里奈ちゃんがやっているコゼットが出てくるとか聞いていて。で、1回目のアテレコに行ったときは、絵がものすごくやっぱり綺麗だったのと、この話がどうなるんだろう?って先がすごく気になる
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井上 | 1作目ではよくわからなかったですよね、内容とかが
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能登 | わからなかったですね、もう全然。言われるがままに
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井上 | そう!言われるがままにっていう
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能登 | こう言って、え、終わってない?みたいな
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井上 | そうですね。だから2作目3作目がすごい気になりますよね
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能登 | 気になりますよねー、すごく
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井上 | 能登さんがやってる由布ちゃんって女の子は、霊感の強い女の子で
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能登 | そうです。で、コロッケ屋さんの
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井上 | (笑)なんでコロッケ屋さんなんですかねぇー?こんな可愛い子がコロッケ屋さんで働いている
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能登 | なんかね。看板娘ってみたいなんですけど。でも、全然あれなんですよ。コゼットに乗り移られて……
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井上 | ……大丈夫ですか?大丈夫ですか?(笑)まぁまぁでもそうなんですよ。いきなり人格変わってましたね、由布ちゃん
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能登 | そうですね。なんで、どういう絡み方をしていくのかなって思うんですけど
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井上 | 霊感が強いから、そのまま受け入れちゃってっていう。2作目3作目で由布ちゃんがどう出てくるのか?
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能登 | どう絡んでくる。由布っていうか、由布じゃない人格としてなのか。霊感なんで呼び寄せちゃったりするのか。わからないですけど
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井上 | 霊感が強い女の子って設定なんですけど、能登さんは霊感などは?
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能登 | 私ですか?私は、恐い話とかダメなんですよ
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井上 | ダメなんですか!? 好きでくるのかなって思ったんですけど
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能登 | 好きですか?
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井上 | 恐い話、でもやっぱり聞くのは楽しいですね。みんな旅行に行ったら恐い話大会とか
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能登 | 必ずね
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井上 | 恋愛話じゃなくて恐い話とか。色気もないという話をしてましたけど
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能登 | ねー。私は、これは気の迷いだと思ってるんです自分の
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井上 | 幽霊とか見えるってことですか?
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能登 | ちっちゃい頃……
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井上 | 恐い話ですか?恐い話ですか?
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能登 | 恐い話かもしれない。でもこれは気の迷いだと信じているんです自分の。なので
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井上 | いいように解釈してるだけじゃないですか(笑)
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能登 | そう。全部都合のいいように解釈してるんですけど。見えるっていうか、学校とか恐かったですね、やっぱり
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井上 | ふつうの小学校とかですよね?
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能登 | 私が通ってたのは、昔墓地だったらしいんですね、元々が墓地で、墓地を壊して学校を建てたらしいんですね
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井上 | そんなとこに学校たてないで欲しいですよね!
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能登 | そうですよね、もうー
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井上 | 墓地とか壊していいんですか?
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能登 | そう、そうなんですよ。根本的な問題なんですけど。そういう上に学校を建ててたみたいで、学校とかやっぱり恐かったですね
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井上 | いろんなところで幽霊見たとか、そんな感じですか?
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能登 | 幽霊っていうか。そう、なんかへんなものが見えるんですよ
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井上 | 何を見たんですか!?
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能登 | わかんない。でもこれは錯覚かもしれないんでね。目の。疲れてたかもしれないんで
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井上 | 小学校から疲れてちゃダメですよ(笑)
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能登 | ほんとそうですね(笑)。なんかね。なんだかな。なんかいろいろ見たんです
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井上 | そんなにいろいろ見たんですか!? じゃ、それ迷いじゃないんじゃないですか
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能登 | ね。なんかね。“わ、続くな”って思ってたこともあり。手だけとかね
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井上 | えーっ!!!
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能登 | でもね、人の手じゃないんですよ、なんか
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井上 | 動物ですか?
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能登 | 動物かわからないんだけど。バーっ壁から
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井上 | えーっ!!!
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能登 | もうほんと恐くて!目の前にこう出てくるの、手が。そういうこともあった
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井上 | それは気の迷いって思いたくなりますよね
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能登 | ね。だから私は全部気の迷いだってことにしてるんですけど
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井上 | 小学校時代にそういうのよく見たんですか?
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能登 | 小さい頃多かったですね
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井上 | 最近はもう?
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能登 | 最近は……うん(笑)
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井上 | (笑)じゃあよかった
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能登 | ない、そういうこと?
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井上 | いや、もともと霊感は絶対にないと思うんで。っていうか、幽霊自体信じてないんですよ
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能登 | 恐いこととかも体験とかない?
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井上 | いやぁー、 1回修学旅行に行った先の宿舎が、元が病院で
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能登 | あー、きたきたそういうの
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井上 | イヤですよね、そういうの!
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能登 | ダメですね
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井上 | 山の上にある、岡の上にあるひとつの建物みたいな感じで病院があって。元、それは取り壊したんじゃなくて建物自体が病院で。それをちょっときれいに作り直したみたいな感じで。地下室が。なんて言うんですか?死体置き場みたいな
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能登 | 慰安室?
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井上 | あ、慰安室。そこに布団とか置いてあるんですよ。そこに布団とか取りに行かないといけなくて。もうなんか
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能登 | 慰安室に布団が置いてあるんですか?
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井上 | そうなんですよ!布団置き場なんですよ、今や。そこに生徒は取りにいかないと行けなくて
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能登 | うっわー、こわーい!
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井上 | やっぱり霊感がある子とかは、“ここ絶対いる!感じるもん”とか言って。すごい話もいっぱい聞いて。夜中とかにも、ともだちと寝てたら、次の朝、友達が友達に“昨日さ、私のふとん、めくった?”とか聞いてて。みんな寝てたんですよ、ふつうに
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能登 | 誰も触ってないってことですよね。たぶんね、きっと寝てたから
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井上 | そうですね。寝てたっていうより、むしろみんな起きてたんですよ、その時間。今から寝ようかって、みんなで静まって必死に寝ようとしている時間。そのときに、みんなの記憶はあるんですけど。あのとき布団めくった?とか聞いてて。ほんとに誰もめくってないんですよ。誰も動いてなくて。なのに。めくられて足下がすごい寒くて、足に触ったかなんかされたとか言ってて。してないしてない!って。そんなことはありましたけどね
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能登 | あー、なんか場所もあるのかもしれないですね。病院ですからね。……はぁー、今日の夜あたり恐いですね
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井上 | 恐いはなしすると集まってくるって言いますからね
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能登 | ほんとに言う!
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井上 | 修学旅行だから、一応そういう話もしてたから
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能登 | そうですね。楽しい
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井上 | たぶん余計に集まったりしたのかな、っていう
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能登 | あー。こわいこわい
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井上 | 今から春というときにする話じゃないですね(笑)。すみません、ちょっと話を変えましょう
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能登 | はい、そうですね
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井上 | 私実は新人ということなので。すっごいド素人なんですけど
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能登 | とんでもないです、とんでもないです
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井上 | 能登さんがこの世界に入ったきっかけっていうのをお伺いしたいんですけど
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能登 | 私は、ほんと元々は、お芝居、舞台に立ちたくて。それこそそれが仕事になるとかそういう感覚では全然なくて。とりあえずお芝居はしたくて
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井上 | 私と一緒だ!
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能登 | ほんとですか?お芝居ですか?
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井上 | もともと高校のときは舞台、部活じゃなかったんですけど、友達と演劇をやってて。友達と趣味程度なんですけど。それでまぁその関係で演技がすごい好きになって
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能登 | うん。私もほんとそんな感じです。そんな感じなんで。まぁ、それが劇団受けようかな、どうしようかな?とかいろいろ迷いつつも。今こういう仕事って感じなんですけど
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井上 | 歳がとんだ(笑)
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能登 | えっと(笑)あのですね、専門学校みたいなとこに行ってて
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井上 | それは演技の?
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能登 | 声優さんのでもあり、舞台もって感じだったんですけど。私はとりあえず、そこはそこで、まああれだったんですけど。いきたい劇団を受けるための1ステップに思ってて
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井上 | 演技を練習する場みたいな?
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能登 | うん。そういろんなものを見ておきたいなって思ってて。私は地元が石川県なので、東京にでるうんぬんという親との確執みたいなのもあって、それで専門学校になったんですけど。そこで今の声の仕事の、今の事務所に入れていただく機会があって、で、そのまま声の仕事とか
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井上 | そうなんですかー。デビューっておいくつのときなんですか?こういうの聞いていいのかな?
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能登 | いやぁ、もちろん。19ぐらいですか?
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井上 | 一緒だぁ!
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能登 | え、ほんと!?
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井上 | いま19です
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能登 | うわぁ!19!すごーい!
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井上 | え、すごいんですか!なに言ってんですか!
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能登 | すごーい!19なの? でもオーディション、ちらっとこの前ね、アテレコのときチラっと。うん。え、じゃ卒業して、あれですか?
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井上 | 大学に入って
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能登 | え、学生!?
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井上 | 学生です!
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能登 | うわぁ~~~すごいなぁ~~~
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井上 | そんな驚くことないじゃないですか!
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能登 | 憧れる私。大学とかも行きたかったんですよ、今になって思えば
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井上 | え、じゃあ能登さんは上京してきて、そのまま大学じゃなくて専門学校
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能登 | そう、ふつうに専門学校行って。そのときはもう勉強とかあれだったんで。お芝居お芝居お芝居って頭だったんですけど、今となって思うと、大学って行ってみたかったなって思って
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井上 | ほんとですか?大学はもうふつうに大学に通ってて?
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能登 | はい
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井上 | 私も最初は全然、私もまぁ一応演技はやりたいと思ってたんですけど、舞台もいろいろ考えつつも、私の実力ってお遊びじゃないですけど、趣味、ほんとに趣味範囲だったんで。演技をやるお仕事にもつきたいんだけど、舞台女優という形だったらきっと無理だろうなってどこかで思ってて。一応まぁ大学は、エスカレーター式の学校だったんで、ウチが。とりあえず、そのまま普通に通ってて。大学通いながらお金をためて専門学校とかに通おうかなって思ってて。1~2年のうちは。で、まぁ普通に大学生活は送ってはいたんですけど、もうなんにもやらずに半年ぐらい。そしたら友達にちょっと、友達が演劇部に入ってて、その友達に舞台に出ないかって誘われて、1回出て。そのときにやっぱりお芝居がしたいって思って。で、専門学校とかも考えていたけど、とりあえずいま自分の実力わからないじゃないですか
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能登 | あ、言ってましたね
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井上 | とりあえず自分の実力を知らなきゃ何もできないなって思いまして、とりあえず受けてみようかなって感じで
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能登 | コゼットに受かっちゃったんですよね
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井上 | そうです。でも『コゼット』っていうこの作品っていうのを知らなくて。最初、“歌える声優オーディション”って題名だったんですよ。そのオーディションが。ネットで検索したんですけど。なんか、受けてみよっかなぁーって感じで
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能登 | すごい!実力がすごいってことだったってことです!すごーい。でも、学生さんもやられている?
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井上 | はい、今は普通に大学も通って
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能登 | 声のお仕事もされてて。若い人のエキスを
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井上 | (笑)十分若いじゃないですか!十分
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能登 | いやいやいやいや(笑)
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井上 | まだピチピチオーラが出てますよ!
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能登 | ダメですよ。ダメですよ(笑)。気持ちだけ。あれですね、1回目のアフレコのとき全然お話できなかったんで
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井上 | 緊張してたんで
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能登 | そんなふうには全然
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井上 | ほんとみなさん豪華キャストすぎて。え、ありえないって感じでしたね
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能登 | でも私思ったんですけど、最初、初めて声を聞いたときに、なんて言うんだろ……。聞いたことのない、井上さんっていう、すごいオリジナルの
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井上 | やめてくださいっ!
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能登 | なんて言うんですか。ほんとね。どこから声を出すんだろう。声っていうか、どこからそれを持ってきてるんだろうって。なんかね、すっごい独特なあれを感じて。すごいなって聞き惚れてました
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井上 | 恐縮です
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能登 | ほんとに、ほんとに!いやマジで。これはいつか伝えねばと
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井上 | こんなとこで伝えられちゃいました。こんな機会に
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能登 | はい。もうほんとに
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井上 | ほんとに、そんなにほめていただいて恐縮です
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能登 | いやいや、でも今日ほんとにいろいろなことがわかったので、麻里奈ちゃんの。学生さんもやられているなんてこと全然わからなかった、知らなかったから
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井上 | そのうちキツクなると思うんですけどね
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能登 | そうですね。でも、いろんな世界があるってよくないですか? 学生のときは学生の世界があるし、お仕事は
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井上 | そうですね。お仕事中の私と学生の私は使い分けているっていうか。こっちは大人の世界なんで。みなさん大人で、プロのお仕事をしているって
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能登 | あぁー
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井上 | その声はどっから来るんですか(笑)
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能登 | 私もどっから出してるんだろうって思いました
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井上 | 声優になってみて、まだ全然 日も浅いんですけど、私は。まだなってないも同然なんですけど。なってみて苦労したこととかってありますか?
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能登 | 苦労?
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井上 | 苦労とか、大変だったこととか
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能登 | あー……それは多分、苦労をあげると……いや、ない
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井上 | なかったですか?
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能登 | ……私は、これほんと私の個人的な意見なので、ほんとあれなんですけど。もちろん大事なお仕事なんですけど、なんていうか、お仕事っていう感覚じゃないんですね。というか、自分の、なんて言うんですかね。手段って言ったらおかしいんですけど、自分の、大袈裟なんですよ。大袈裟なんですけど、生活の全部がイコール繋がっているところにお芝居っていうお仕事に繋がってて、私は。なので、イコール自分全部みたいな感覚もあって。なんか繋がっているんですよね。仕事と自分って分かれてないんですよ、私の中であんまり
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井上 | 生活自体が?
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能登 | うん。大袈裟に言ってしまうとそういうことなんですけど。なんで、苦労とか努力とかっていうこと、口で言うと、あんまり特にないんですけど
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井上 | それは、能登さんが演技が好きで、お仕事につけているってことなんですかね?
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能登 | かもしれないですね。もちろんお仕事なので、ほんと、いろんなことがあるし。好きなことを仕事にできるっていうのはすごい幸せで。でもそのぶんすごい責任とかいろんなこともあるんで。逃げられなかったりもするし。なんか苦労ってことであんまり捕らえたことは、ない
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井上 | なんか胸にしみ入るお言葉が
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能登 | ごめんなさい!ほんとなんかね、わかんないんですけど
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井上 | カッコイイですね……
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能登 | カッコよくない!ほんと私は今アップアップしてるんです!
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井上 | いや、なんかすごい、ドキドキしました
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能登 | いやとんでもない!
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井上 | 私もそう思えるようになりたいです
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能登 | いやぁーとんでもないです
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井上 | 入ったばっかりで。そう思えるように、なります。能登さんを目指して
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能登 | やめてください!いつまでたっても、それこそほんとに初めての気分なんです
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井上 | でもそれって大切ですよね
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能登 | なんですかね?なんで、いつも私はいっぱいいっぱいで、慣れってないんですよ。慣れることってわかんないんですよ
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井上 | それってすばらしいことじゃないですか!
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能登 | いやぁー、でもなんかね。醜いですよ(笑)。あんまり、あれですよ
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井上 | 私、初々しさが足りないって言われてて(笑)
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能登 | それすごいカッコイイことだと思う
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井上 | 逆、みたいな
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能登 | そうなんですか?でもすごい堂々としてて
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井上 | 可愛げがないってよく言われます
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能登 | 私、麻里奈ちゃんのこれ、すっごい可愛いと思います
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井上 | (笑)
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能登 | よく言ってません、こうやって?
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井上 | 顔隠したいんです。みられたくないんですよ
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能登 | ダメですよ、そんなの(笑)
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井上 | 逆に、やっててすごい良かったなぁとか思うときとか、ありますか?
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能登 | うん。やってて良かったなぁって?思います。台本読んでるときも、やってるときも。なんか、へんな話ですけど、お芝居してないとき。1人の生活の中でも。たとえば家にいるときとか、御飯食べてるときとか、私は、やってて良かったなぁって。もちろんそれはいいことばっかりじゃないんですけど、ありがたいなぁ、みたいな。なんかね、ありがたいなって感じのほうが大きいのかも知れない、私は。なんか、ボキャブラリーが少なくてごめんなさい
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井上 | いえいえ。今日はドキドキするお話がいっぱいで
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能登 | とんでもないですよ。何をおっしゃいますやら
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井上 | いま、『マリア様がみてる』という作品にご出演中で
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能登 | ごきげんよう
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井上 | いやー!
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能登 | いやー!
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井上 | 私、高校のときに知って。高3のときにこの作品を知ったんですよ
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能登 | 小説ですか?
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井上 | 小説のほう。元の原作を。知ったのが、学校の先生が、男性だったんですけど、新しく入ってきた先生が。女子高だったんですけど、女子高で、その先生が来て。どうやら、その小説を読んでいたらしく
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能登 | 男性の先生が!? すごい浸透率ですね(笑)
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井上 | そっから知ったんですよ、初めて
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能登 | 若い人ですか?
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井上 | けっこう若い、まだ20代かなって先生で。で、その先生が小説を読んでて。何とは言わなかったんですよ。それがすごいお嬢様学校。女子高のお嬢様学校の小説を読んでて、それを読んで女子高に来たから、そのイメージが強かったらしくて
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能登 | すごいですね、その先生ね
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井上 | それがコバルト文庫というところまで聞き出し
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能登 | はいはい。それじゃ最初先生は言わなかったんですか?コバルトとか
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井上 | 言わなかったんです。とりあえず、女子高の話で夢を持ってたと。私達はびっくりじゃないですか!男の先生が、え、そんな有り得ない!って。気になるから、みんなで探して本屋に行って
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能登 | で、読んじゃったんだ。買っちゃったんだ
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井上 | これだーっ!って。で、試しに1冊買って読んでみたら有り得なーいっ!って思いましたね
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能登 | いかがでしたか、女子高生活は?
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井上 | 女子高生活は(笑)。女子高生活に男性の方、すごい夢見てると思うんですけど
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能登 | ま、いろんな女子高がありますからね
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井上 | お嬢様学校で女子高で、花の園みたいなイメージがついてるみなさん。夢を見ていると思うんですけど、夢は見ないほうがいいです
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能登 | 夢なところもあるし、夢じゃないこところもあるかもしれない。ね
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井上 | むしろ、夢は夢ですって感じですね
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能登 | 私も女子高だったので
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井上 | あ、そうなんですか。逆に女子高のほうが、気を使わないんで、女の子同士で
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能登 | そうですね。まったくその通りで
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井上 | まったく気使わないじゃないですか。普通の共学の女の子のほうが可愛げがあるんじゃないかな、と私は思うんですけどどうでした?
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能登 | なんか、それこそほんと、いろんな女子高があるんだなって思ったんだけど。『マリア様がみてる』の世界ほど
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井上 | あれは無理ですよ(笑)
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能登 | (笑)言っちゃった。まぁ、でもそういう世界もあるかもしれない。まぁ、あれなんですけど。私の行ってた学校もそういう学校ではなかったんですね。そのぶん、今、ああいう美しい女子高っていうのをやれてるのが楽しい
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井上 | 楽しそうですよね、あれ。この間初めてアニメのほうを見て。小説のときは、高校時代もだったし、そういう話を聞いてる関係で有り得ないって思ってたんですけど、アニメを見たら、あ、いいなこういう世界!って思いましたね(笑)
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能登 | なんかね、不思議ですよね、ほんとに
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井上 | キラキラしてて
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能登 | スール欲しいとか思っちゃうんですよね
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井上 | 思います!(笑)欲しいあれ、ロザリオか。ロザリオ欲しいとか思っちゃいます
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能登 | ほんと、もしああいう学校生活だったら、その後の身の振り方が変わっていたかもしれないと思う
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井上 | あんなとこで育っちゃったらどうなるんでしょう?
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能登 | ねー。ほんとそう思いますね
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井上 | でも、あの学校、無理ですけど
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能登 | あったら行ってみたくないですか?
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井上 | 行ってみたいですよね!
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能登 | その際はスールに
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井上 | 私的には、隣の男子高に通ってて
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能登 | あ、花寺ですね
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井上 | 男子高とかに通ってて、文化祭とかあったらそこに潜入してみたいなっていう感じですね。見てみたい
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能登 | なるほどね。あそこもちょっと興味ありますか、花寺もね?
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井上 | はい。あの世界はすごい、すばらしいなと。志摩子さんをおやりで
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能登 | はい。藤堂です
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井上 | すっごいかわいい役ですよね。すっごい能登さんにぴったりだと私は思ってるんですけど
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能登 | むむ……それはなんとも言えないですが
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井上 | でも、雰囲気とか似てますよ、志摩子さんと
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能登 | いやいやいやいや
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井上 | 女の子らしくて
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能登 | なんかですね、ほんと、私は最初、元々は原作をほうを。オーディションで来て受かって、志摩子さんの役ですって聞いたあとに読んだですけども。最初のほうはなかなかつかめないというか、どういう子なのかな?って。あんまり口数も多いほうじゃないし
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井上 | おとなしい
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能登 | おとなしいし。まぁ読むに従って志摩子にひかれていって。まぁ『マリア様がみてる』の世界にひかれていったんですけど。なので、でも1番なんかやっぱり、しっくり来るんですよね、あの中で。言葉の使い方だったりとか
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井上 | それは元からの?
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能登 | いやいや!あんな美しい言葉使わないんですけど
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井上 | 言葉はまぁ、あそこの世界は独特なんでね
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能登 | ね。なんかね、1番なんかしっくりくるなって。その役を演じてて嬉しい
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井上 | これからもぜひ、志摩子役として
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能登 | 今度会ったら“ごきげんよう”って挨拶してください
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井上 | やーん。ウチも、ウチの学校もごきげんようだったんですけど、挨拶は
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能登 | ほんとですか!? すごい学校ですね、すごいよ!それはすごいですよ
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井上 | でも、あんな美しくごきげんようなんて言えませんね
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能登 | どんな?ごきげんよう(投げやりに)みたいな?
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井上 | そうですよ!最後のほうとか。TVで言ったら、TVじゃないか、流したら、言っちゃいけないんだろうけど。“ごきげんよう”はそのうち、“ごき”がなくなっていくんです。“げんよう”ってけっこう通じるんです。“げんようー”みたいな
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能登 | でもすごいと思う。ごきげんようって挨拶する学校
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井上 | 全部ごきげんようでしたね、挨拶は。朝とか、朝学校入ってきたらごきげんよう。起立礼とかあるじゃないですか。あれもごきげんようですね
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能登 | ごきげんようって立ってごきげんようって座るんですか?
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井上 | 先生が挨拶してごきげんようでしたね
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能登 | すごい!すごいよそれ!
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井上 | そんな学校だったんですけど、『マリア様がみてる』みたいに、あんな感じに言ってみたいですね
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能登 | 言ってみたいですね。お姉様はさすがに?
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井上 | なかったですけど(笑)でもあんなのいたら楽しいじゃないですか
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能登 | ね。いってみたいですね。マリア様の世界
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井上 | 能登さんは、歌などは?
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能登 | あ、歌!
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井上 | どっから来たんですか、今(笑)
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能登 | (笑)忘れてたわけじゃないんだけど。歌は、はい。今は『BURN-UP』というアニメをやらせていただいているんですけど、そこで、あてな☆というユニットですね。を組ませていただいていて。豊口めぐみさんと釘宮理恵さんと3人で歌を歌わせていただいています
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井上 | その番組も見てます
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能登 | ほんとですか!? ありがとうございます、ほんとに~。恐縮です
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井上 | チェックしてるんですよ。豊口さんとも、また一緒に
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能登 | そうなんですよ。最近、豊口さんと御会いできるヒット率が高くてですね
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井上 | だって『マリア様』でも一緒ですよね!?
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能登 | 私のおねえさまなんです。大事な大事なおねえさまなんですけど
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井上 | 豊口さんのおねえさまがすごいまたカッコよくてー
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能登 | 話が全部『マリア様』にいっちゃって(笑)
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井上 | ごめんなさいごめんなさい!これ『マリア様』の番組ってくらい
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能登 | イカンですね。『コゼット』の番組なのに
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井上 | 修正しなきゃ
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能登 | 歌と言えばですよ!歌もオーディションで歌われて、お歌いになって!
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井上 | ……はい……一応……
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能登 | 歌は好きだったんですか?
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井上 | 普通の女子高生並みに好きでしたけど。普通にカラオケ行って。でも下手でほんとにもう。きけるようなものではなく。作曲して頂いた梶浦さんにも御迷惑をおかけして
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能登 | 歌と演技で、だって、何人でしたっけ、オーディション?何人の中から選ばれた?だってね、あの取材のときには2,000人ぐらいでしたよね?
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井上 | そんなにいるんですか、ほんとに?
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能登 | だってその中で歌とお芝居でってすごい!完パケ、完成品はまだ見てないので、どういう歌を歌われたかってわかんないんですけど。斎賀さんとか、歌を聞いたっていう斎賀さんとかが
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井上 | あれはほめ過ぎですよっ!
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能登 | いやぁもうあの時のお話を聞くとすごい楽しみで
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井上 | 期待しないでいてください!ガッカリするんで、きっと
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能登 | いやいやいやいや!好き、歌好き?
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井上 | 普通に好きですね。声優って仕事、多分歌を歌わせていただく機会もあるし。キャラで歌えるかって言ったら、また話は別なんですけど。どうなんですか?
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能登 | いや、どうなんでしょう!?
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井上 | 振ってる(笑)。あの(笑)キャラさんとして歌わせていただいているんですけど、なんかねー。けっこう地声じゃん~、みたいな。キャラで歌うってすごい難しいですよね
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能登 | すごいと思います、ほんとに
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井上 | 普通の自分で歌って、って言ったら歌えますけど。キャラの声で歌うって難しいですよね、やっぱり
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能登 | 意識として持ってても、やっぱり音に出る出ないって、ね、あるのかなって思う。キャラで完璧にすごい歌える人って。私はわりとキャラなんだけど、あんまり意識しないでっていう歌が多かったので、ありがたいことに。キャラソンなんですけど。なので、自分に近く歌ったりってあったんですけど。そんな感じで歌はあれなんですね、ちょこちょこ
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井上 | これからも歌わせていただく機会があるのかもしれない
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能登 | バンバン!
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井上 | やーっ!えーっと、じゃあ、この哀れな新人に
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能登 | いや。もうすばらしい!
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井上 | 声優業界でこれから活動していく、なんか、なんかアドバイスなどいただけたら嬉しいです!
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能登 | 私はほんとに、あたしもほんと、入って、そんなに4年とかだし。おっきなくくりで見たら全然新人だと思うし。ほんとにそういうふうに言える立場ではないのですが。ないのですが!そのままで
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井上 | そのままで!?
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能登 | なんて言うんですかね。とてもすごく素敵だと思うので。アドバイスなんてそんな偉そうにないんですけど。あの、思うままにというか。思うままにと言うとあれなんですけど、ほんとに1個1個の、ひとつひとつの積み重ねだと思うんで。あの、ひとつひとつをがんばったり大事にしていくと、あの、いいのではないかな、と。私 最悪ですね!(笑)
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井上 | (笑)いやいや!わかりました!ひとつひとつの積み重ね、これですね
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能登 | がんばってください
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井上 | がんばります!ありがとうございました
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能登 | ありがとうございました
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井上 | さて。能登麻美子さんをゲストにお迎えしてお送りしてきましたこの番組も、いよいよわずかです。さてこの。えー、この番組のノーカットバージョンはオフィシャルホームページのほうに原稿で掲載します。アドレスは多分このへんに出ます。アドレスはこちらです。
私が司会の番組は、またソニー・ミュージックのブロードバンドサイトMORRICHIでもお送りしています。こちらでは、『コゼットの肖像』の製作スタッフの方々をゲストにお迎えして、いろんな秘話などを
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能登 | 裏話などを
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井上 | 裏話とかをお聞きしてお送りしています。そちらのホームページアドレスはこちらになっています。出るハズです。次回の更新は4月1日です。
それでは能登さん、本日は本当にありがとうございました!
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能登 | ありがとうございました!ぜひ御覧になってください
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井上 | それではみなさん、ごきげんよう
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能登 | ごきげんよう
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能登 | 私、ここらへんに絵が出ないとダメです。とてもしゃべれないです
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井上 | いや、でもすごい志摩子さんの雰囲気に、近い
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能登 | いやいやいやいや、とんでもない!とんでもない
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井上 | (笑)どっから声出してるんですか?
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能登 | とんでもないとんでもない
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井上 | かわいいー。いやいや、なんかもう、ごきげんようがちまたで
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能登 | ほんとにごきげんようだったんですか?
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井上 | ごきげんようだったんです。門衛さんがいて、朝、校門はいるときにはごきげんよう
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能登 | めっちゃお嬢様学校ですね
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井上 | 一応……でも、そんなくくりではあったんですけど。でも、最後のほうは帰るときは“げんよう”って。普通に通じるんですよ。それでごきげんように聞こえるから不思議と
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井上 | さて。私が司会の番組は、ソニー・ミュージックのブロードバンドサイトMORRICHでもお送りしています。こちらでは、『コゼットの肖像』の製作スタッフの方々をゲストにお迎えして、製作秘話などをお聞きしています
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能登 | 裏話ですねー
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井上 | ぜひそちらも見てみてください。ホームページアドレス、こちらになっています。
また、この番組のノーカットバージョンは『コゼットの肖像』のオフィシャルホームページサイトにテキストで掲載されます。いままでたくさんカットされた能登さんとのお話を
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能登 | つままれた微妙なところが
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井上 | 入っているハズなので、ぜひ、そこは見ていただきたいですね。では、能登さん、本日は本当にありがとうございました
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能登 | ありがとうございました
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井上 | 次回の更新は4月1日になります。ぜひみなさん、御覧になってください。
それではみなさん
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井上& 能登 | ごきげんよう
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