マリナ様が来てる!?
「MORRICHマリナ様が来てる!? 第9回」
井上MORRICHを御覧のみなさん、こんにちは。井上麻里奈です。本日はですね、恵比寿にあります『コゼットの肖像』のデザインをしていただいているネクストさんへ行って参りました。こちらに『コゼットの肖像』のデザインをして頂いている吉村さんがいらっしゃるということで、突撃してみたいと思います!デザイナーの吉村明子さんです。宜しくお願いします
吉村よろしくお願いします
井上私が出演しているオリジナルビデオアニメーション『コゼットの肖像』がついに発売になりました。先日、6月の5日、6日と『コゼットの肖像』の発売記念イベントが行われたのですけど、斎賀みつきさんと能登麻美子さんがゲストにいらっしゃって。すごい楽しかったですね。お客さまもたくさん来ていただいて。ありがとうございました。そちらでですね、なんとわたくし、歌も歌わさせていただいてしまいまして(笑)。いかがでしたでしょうか? すごく緊張しました。多分、いい感じに歌えたんじゃないかなーと思います。またこういう機会があればみなさん是非遊びにいらしてください。 さて。本日は『コゼットの肖像』のデザインを担当していただいている吉村さんにお話を伺いたいと思います。吉村さん、よろしくお願い致します
吉村宜しくお願いいたします
井上『コゼットの肖像』のデザインをしていただいているということなんですけども。すみません!デザインというのは一体どういうことをなさっているんですか?
吉村いろいろあると思うんですけど、私がいま担当させて頂いているのは、主にパッケージとか広告とか、そういったもののデザインですね。なんで、まぁ絵を書いてくださっている方がいて、その絵をいただいてそれをこういうパッケージにするまでの作業ですとか。あと、メニュー画面とかそういうののデザインとか
井上DVDに入っている?
吉村はい。メニュー画面の。あとはタイトルロゴとか
井上タイトルロゴも吉村さんが!あー、すごい!タイトルロゴって、私こういうのいつも見てて、どうやって作るんだろうって不思議で仕方なかったんですけど。元の字体っていうのはないんですよね?
吉村フォントって言って、すでにある、文字の形みたいなのがあったりして、そういうのからいろいろ組み合わせて、細かいディティールっていうか、文字の形とか太さとかを直していったりとか。人によっては、また文字によっては1から作る人もいるし。作品とかに合わせてそれぞれ作るって感じなんですけど
井上文字を作るんですか?
吉村まぁ、普通に文字の形はあるんで、これに合わせて。たとえばこれとかだと、元になったような文字があって。それをこう、ゴシック風っていうのがあったんで、それっぽいちょっと。なんて言うんだろう……尖った感じとか柵をイメージした感じとか、そういう部分的なところで、ここは柵をのばしたとかそういう感じで作ったりとか
井上今回このロゴは柵
吉村部分的に。柵とか剣とか
井上たしかに!
吉村あとは古ーい洋館の柵とか周りの尖った感じとか、そういうのをイメージして例えば作って
井上これはどういうふうに作ってくれ、っていうのはあったんですか?
吉村いえ。文字、コゼットっていう文字を使うってことと、ゴシックロリータな作品であるということを向こうから言われていまして、それを踏まえた上で、自分の感性で。それがうまくハマって、採用していただけたという
井上あとは周りにあるこういうのとか、後ろにあるお城とか
吉村アニメーションのDVDとかっていろいろあると思うんですけど、これの場合は
井上Vol.2だ!
吉村途中なんですけど(笑)Vol.2は絵だけの状態でイラストレーターさんが書かれたのをいただいて、それをコンピューター上で枠をつけたりとか影をつけたりとか。場合によっては質感を暗くするとか、書かせていただいたり。そのへんはイラストレーターさんに聞いて、ちょっと暗くしますとか。そういうふうに作業をすすめているんですけど。今回の場合は、いただいた絵が青が基調だったので、ロゴも青に。前回は赤でした。あとは、これまだVol.1の状態なんですけど、中に出てくる実際のアニメーションに出てくる絵を、そのまま質感変えたりとかして。元になってる絵はアニメの中で、肖像の絵とかがあって、それを合わせて1枚の絵みたいな感じで作るっていう
井上そういうところまでやる?
吉村ですね
井上すごーい!
吉村これはもともとこういう絵があったワケではなくて、上にちょっと古い紙っぽい質感とかを足したりして。ゴシックロリータっていう、重い感じのイメージに合わせて、そのうち青っぽくなる予定です
井上今回は、後ろも赤いイメージで?
吉村いや青で。これは作成段階で。こっちは新しいんですけど、こっちはこれのままで張り付いている状態なんで。これは変えていってどんどん。今回のキャッチが入っていって
井上そういうふうにデザインがされているんですね
吉村こういう状態で、これが印刷されて、最終的にパッケージになって、最終的にみなさんのお手元にっていう感じになるんですけど
井上何から何まで吉村さんが手掛けている。すごいですね!
吉村そういうことになりますね(笑)。これに関しては本当に。DVDに関してだけですね。この絵が、こういう状態の絵があって、その上にちょっと色みをうかしたりとか、いろいろ乗っけていって、こういう感じにできあがるんですけど。これがさっきのここにハマるっていう
井上あらー!こういうデザインっていうのは、どういうふうに思い付くんですか?
吉村(笑)どーでしょうね。今回のジャケットに関しては、絵を書いてくださっているイラストレーターさんの力が強いのではないかと。力のある、カッコイイ絵を書いてくださるので、それをいかに活かすか。コゼットの絵をいかに活かして、パッケージとしてカッコイイものを作るかっていうのを考えている。どこからっていうのは特にあんまり意識してないんですよね。とにかくゴスロリゴスロリって思ってやってます(笑)
井上今回、初めて、ゴスロリってあんまりないじゃないですか。今回のパッケージとかデザインをする上で、一番気をつけていたところってどこですか?
吉村ファッションぽいゴスロリって、原宿の竹下通りにいる女の子っぽいファッションのゴスロリじゃなくて、むしろもっとちゃんと古めかしい昔からの臭いもありつつ、ゴシックホラーってありますよね?そういうにおいがちゃんと出るように、安っぽくならないようにっていう感じで気をつけてますね。あとはもう、コゼットの絵を殺さないように
井上今回、いろいろデザインしていただいたんですが、ここは是非見て欲しいっていう、お気に入りのところとかありますか?
吉村(笑)見ていただくのは内容が何よりも(笑)。まぁ店頭に並んでて、手にとって頂ければ。あと、DVDのメニュー画面が、普通、よくあるものよりもちょっと凝ってて。選んだりすると、すぐ次の画面にいかないでぐにゃーって動いたりとか
井上あれすごいびっくりしました
吉村ギミックに凝ったりしている部分もあるんで、そういうところもゴシックホラーとかそういうのを考えて、私だけでなくプロデューサーさんとかも一緒に考えてやっているんで。そういうちょっとこだわってるなっていうところを見ていただけると嬉しいです
井上ありがとうございます。Vol.2もここに出ていて、出していいのかなって思うんですけど、よろしければVol.2のCMもかねた、見ている方へのメッセージをいただけたらと思うんですけど
吉村(笑)とりあえず、Vol.2、私も作成50%ぐらいというところなんですが。前回赤で、今回たぶん青系でいくと思うんで、店頭で目をひくようなものになってればなって思うんですが。あと、初回限定特典が今回もつくらしいんで、お楽しみにという感じで。ちょっとまたギミックっぽい感じで作ってますんで、お楽しみにということですね
井上はい。ありがとうございました
井上あとですね。どうやら私がエンディングテーマで歌わさせていただいている『宝石』がCD化されるということで、そちらもパッケージというか、吉村さんがやっていただけるということなんですけれでも。歌はお聞きに…?
吉村はい。前に、なんですか?えーと、無料配付のイベントのを作ったので、そのときも携わらせていただいてCDもいただいて。ウチで、ウチの母が聞いてカッコイイって言ってました(笑)
井上(笑)やー、嬉しいです!ありがとうございます
吉村またあれは雰囲気が違って、重い空気がありつつ、ちょっと物悲しい雰囲気がありつつ。オススメですね(笑)
井上(笑)オススメされちゃった。そのCDのパッケージもやっていただけるということなんですけど。どんなふうになるんでしょうね?
吉村なるんでしょうね(笑)?んーと、まず、麻里奈さんがカッコヨク見えるように
井上(笑)カッコよく見えるように
吉村カッコイイですよ。やっぱり。そこが1番ですけどね。ゴスロリで
井上えっえっ、ゴスロリでいくんですか!?
吉村バリバリで(笑)。わかんないですけどね。ファンのみなさんが手にとって、枕もとに飾っていただけるようなデザインで
井上夢に出てきそうですね(笑)
吉村夢に見てくださいっていう。夢の中でも聞いてくださいってことで。まぁがんばらせていただきます
井上よろしくお願いします!
吉村よろしくお願いします
井上さて、この番組のノーカットバージョンはオフィシャルホームページにテキストで掲載されます。ホームページアドレスはこちらです。 本日のゲストは、デザイナーの吉村さんでした。ありがとうございました
吉村ありがとうございました
井上それではみなさん、ごきげんよう
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