井上 | MORRICHを御覧のみなさん、ごきげんよう。井上麻里奈です。私が出演しているオリジナルビデオアニメーション『コゼットの肖像』Vol.3が12月に発売になります。みなさま、是非、楽しみに待っていてください。
さて、今回も前回に引き続きまして、音楽を担当していただいている梶浦由記さんにお話を伺いたいと思います。それではまずこちらから御覧ください!
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井上 | はい!それでは、前回に引き続きまして
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梶浦 | 本日もお世話になります
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井上 | よろしくお願い致します
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梶浦 | よろしくお願い致します
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井上 | 前回は本当に、音楽の話だけで終わってしまいました
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梶浦 | そうですね。オーディションからシングルぐらいまでの話で盛り上がって
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井上 | そうですね。結構話せるんだなぁって思って
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梶浦 | いろいろありましたからね、1年間で
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井上 | そうですね。もうついにシングルも発売してしまって
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梶浦 | シングルになると当時思ってなかったんですけど
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井上 | そうですね。最初はサウンドトラックに
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梶浦 | シングルをいただいてね。麻里奈ちゃんすごいカッコイイ顔で写ってて。カラコンとか入れて。なんかしみじみしちゃった。これがあのオーディションのときに来た麻里奈ちゃんかーって
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井上 | (笑)そう、もうみなさんに、見ていただいたみなさんに誰これ?って
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梶浦 | あれカッコよかったよ
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井上 | 私もすごいあれ気に入ってるんです
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梶浦 | ちょっと動物っぽいっていうか
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井上 | 確かに。ちょっとありますね。すごい曲の雰囲気にあってたな~、と自分で思って。しかも自分に見えないところが
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梶浦 | あー。コゼットでもない、麻里奈でもない、って感じね。不思議な感じだった
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井上 | 確かにコゼットっぽくないですよね。一応、下ロリータの服も着てたりしたんですけど。今回、テーマがゴスロリということで。ゴスロリは?
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梶浦 | 言葉だけは知ってて。ゴシックホラー的な、世界観ていうのは嫌いじゃなかったですけど、そんなに詳しくはなかったですね。だいたい、ミュージシャン仲間にコゼットのサウンドトラックを録るときに、今回のテーマゴスロリなんですよ、って言うと、“ゴスロリ?”大体みんな、ゴスペルロリータ?とか(笑)
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井上 | (笑)
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梶浦 | ゴシックロリータって言葉がミュージシャンの頭の中には入っていないので、ゴスっていうとゴスペル!?とか。なんかみんな知ってるようで知らないような
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井上 | ゴスロリという単語は、最近は浸透してきたかなって思うんですけど
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梶浦 | そうですね。私もでも知ってたけど、ちゃんと見たことっていうか、あんまり理解してなかったかなぁって
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井上 | 今回の作品もVol.2まで発売しているんですけど、あの、梶浦由記さん、私は友達にすすめるときに、とにかく映像と音楽がいいよ!って絶賛してるんですけど
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梶浦 | ありがとうございます
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井上 | 世界観にあってるっていうか。もうこれは、音楽ナシにはこの作品はないだろうと。ほんとに思うぐらい
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梶浦 | 使っていただき方が。私も1巻を見るまではどういうふうに使っていただけるのかな?って、やっぱりそういうのって、不安と期待でドキドキして
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井上 | あの、音楽って先にできるんですね?
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梶浦 | そうですね。初めにこういう音楽が欲しいって御説明、メニューって呼んでますけど、それを頂いて。合わせてつけて。例えば映画みたいなものの場合は、こっからここまで音楽何秒って決まってることが多いんですけど
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井上 | 秒数で!
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梶浦 | 映画とかはね。初めに映像が全部できてるものはね、ここから音楽が始まってここで終わる、いわゆる絵合わせというのもありますけど。アニメーション作品の多くは、こういう音楽で欲しいんです、大体秒数はこれぐらいって言うんで作って、それをお渡しして、音響の方がそれを作品にはめていって。だからそのはめていってくださる方の趣味ですごく変わるんですよ。それを決めるのが音響さんなのか監督さんなのか、いろんな方で決めるんですけど。今回は1巻を見せて頂いた時に、音楽の使われ方が素晴らしくて、メリハリが、ガーって音が出てくるところと、引くところと、何を見せたいか、何を聞かせたいかって主張がすごく素晴らしくって。なんて光栄な音の使い方をしてくださったんだろうってすごく嬉しかったです
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井上 | じゃ、あそこが好きなんですよ。Vol.1で、永莉くんがグラスを手に取ったら血がドバーっと出てくる、すごい恐いシーンなんですけど。ふと気付くと目の前にコゼットが立ってる。すごい私この番組でたくさん言ったと思うんですけど、そのシーンが本当に好きで。何が好きかって言うと音楽が。ほんとにあそこの音楽が。初めて映像ができて、見させていただいたときに鳥肌が立つぐらい
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梶浦 | 絵も本当に綺麗だし、カットとかも面白いですもんね。効果音とかも。飽きないですよね。はじめ1巻いただいて、1回見てすぐ巻き戻してあと2回ぐらい見ちゃいました。これもう1回みたいって
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井上 | 私もそう。すごいなって思って。どこが、たまに、どこが音楽でどこが効果音なのかわからなかったし
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梶浦 | すごいそこもね、いい感じに作ってくださって
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井上 | Vol.1とVol.2で、だいぶすごい、音楽のせいもあるかもしれないんですけど印象が違って
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梶浦 | そうですね。やっぱりVol.2は少しロマンチックな音楽をあえて、選んで使われてるかなって印象が強かったですね
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井上 | Vol.1はすごい恐い感じ
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梶浦 | ホラー。もともとコゼットは音楽メニューをいただいたときに、“え、いいんですか?”って思うぐらい明るい曲がなかったですね
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井上 | どういうふうに?
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梶浦 | 大体ね、多少ホラーな作品でも、音楽のメニューの中には日常会話とか、明るい日常みたいな、そういう普通の曲のメニューが必ず1曲や2曲は少なくとも入ってるものなんですよ
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井上 | え、そういうふうに来るものなんですか、メニューって。明るい日常会話。へえー
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梶浦 | そうですメニューには一切明るいとか普通とかがなくて
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井上 | (笑)
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梶浦 | 私ふだんわりと思い通りに曲を作ってしまう人間なんで。その私でさえ、すみません、普通の会話の音楽とかいらないんでしょうか?って思わず聞いてしまったぐらいホントにないんですよ
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井上 | ないですね。そんなシーンも一切ないですね
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梶浦 | 言われたんですよ。いらないんでしょうか?って伺ったら、そんなシーンありませんので
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井上 | (笑)
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梶浦 | 一笑されて、あ、作らなくていいんだって。すべてコゼット色一色というか。すごくね、ある意味作りやすくて。わりとその色が、統一されてるってワケではなく、例えば、白から黒まで。白黄色紫と、7原色すべてそろえてって感じだとしたら、コゼットの音楽って青の中でのバリエーションというか。例えば、青一色だけどいろんなバリエーションがあるっていう感じの作り方だったんですよ。明るい青なのか暗い青なのか、でもやっぱりここの色の中。コゼット色の中だったんで。すごい楽しかったですね
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井上 | あの、メインテーマが、けっこうほんとになって、それがいくつかアレンジされているというか。それもすごい不思議な
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梶浦 | 淡々とした。コーラスの部分をベルで鳴らしてみたりとか。そういうのしてますね
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井上 | そうなんですね。私もあの曲すごい好きで。すごいほんとにサントラが出るのがすごい楽しみで
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梶浦 | ありがとうございます
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井上 | 友達もサントラは絶対買うよって
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梶浦 | サントラは!? DVDも買ってもらわないと(笑)
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井上 | DVD高いんで手を出せない友達が(笑)。すごい梶浦さんの曲が
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梶浦 | でもね、この間サントラの選曲をやってたんですけど。すごく良かった(笑)
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井上 | (笑)
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梶浦 | 自分で言うなって感じなんですけど(笑)。すごいこのサントラ、名盤かもしれないって(笑)
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井上 | (笑)梶浦さんがおっしゃってるんで、みなさん是非!
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梶浦 | 御趣味はみなさんいろいろあると思うんですけど、12月の半ばかな?前半かな?出るようなので。よろしければ(笑)。くらーい気持ちになるかもしれないけど
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井上 | 私は、あれは欲しい。自分で絶対買おうと思ってる
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梶浦 | 是非、聞いてください。いい感じでコゼットの世界になってる
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井上 | そうですね。どの曲聞いても、あ、これコゼットの音楽だって、私すごい思うんで。友達にすすめる時に、ほんとに音楽がいいから!
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梶浦 | 音楽も
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井上 | あ、音楽も。映像とか他も。自分の演技をあんまり他の友達に聞かせたくないので(笑)
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梶浦 | 自分の演技とかがあると、少しは冷静に見れなくなっちゃうところもあるんでしょうね
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井上 | そうですね。あまり、コゼットととして作品を見られないというか
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梶浦 | 自分を見ちゃうよね、気になって
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井上 | 見ちゃいますね。はい
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梶浦 | こここうすれば良かった、ああすれば良かったとか思っちゃう?
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井上 | 思いますね。全部改めて聞いて。最初見たらまず落ち込みますね。次がんばろうって。でも、その自分の演技もやっぱり、映像やキャストさんの演技や梶浦さんの音楽でカバーしていただいているなって
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梶浦 | 難しい言葉多いよね、コゼットって
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井上 | そうなんですよー!
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梶浦 | 大変そうだなーって
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井上 | 何この言葉?っていう
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梶浦 | 私はおしゃべりの仕事とかまったくやったことがないんですけど。コゼットとか台本いただいて、コレ私がやったら100回ぐらい噛むなぁーとか思いながら(笑)。難しそう
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井上 | 多分子供、10歳前後の子だと思うんですけど、よくこんな言葉を使えるなー、みたいな。自分で読んでて、最初読んだときには意味がわからなかったですね。で、Vol.3になるとさらにわからなくなるんですよ(笑)。ほんとに、先日、やっとみなさん、Vol.3は内緒にしておくよ、みたいな感じで教えてくださらなくて。この間、やっと台本がVol.3の台本をいただいて、やっと読んだんですけど
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梶浦 | こう来たか?って感じ
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井上 | そうくるの?っていう。読んだ瞬間からほんとに、Vol.3は大変なことになるなーって。さらにわからない言葉がどんどん増え
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梶浦 | なるほどね
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井上 | すごいほんとに出来上がりが楽しみ
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梶浦 | コゼットっていい性格だよね。彼女の性格がすごく。ひたむきじゃないですか。少女らしいひたむきさみたいなものがコゼットって。ああいうひたむきさって少女にしかなかったじゃないですか。大人になるとああいうわりとその、視野の狭いひたむきさっていうか。ああいう感じがコゼットのすごい魅力だなって思って。見てるとツンと胸が痛くなるようなかわいらしさというかひたむきさ
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井上 | そうですね。そんなところに永莉くんも魅かれたんですかね?
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梶浦 | ですかね?
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井上 | ラストがほんと気になりますねー
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梶浦 | (笑)知ってるくせに。気になりますね
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井上 | でも私、ラストよくわからないんですよね(笑)
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梶浦 | (笑)ある程度、見てる方にどう取るかって選択肢じゃないけど、幅がある作品のほうが私は好きなのね
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井上 | ラストはどう取ってもいいような最後で。で、またVol.1、Vol.2と音楽の雰囲気も違ったので、Vol.3もどうなるのかなってすごく楽しみなんです。音楽はもう全部
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梶浦 | できてますよ。もう全部終わって。あとサウンドトラックも大体
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井上 | ちょっとお話を聞いたんですけど、作品に、音楽をたくさん作るけど、その作品に出てくる音楽は全部ではないみたいな
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梶浦 | そうですね。大体作ったものが全部使われるということは滅多にない
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井上 | 勿体無いですよね!プロデューサーさんも、それほんとに勿体無いから全部入れたい、みたいな
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梶浦 | でもね、無理して全部入れていただくのも非常に難しいですよね。そのシーンシーンに合わせて作ってるわけじゃないので、ある程度予想しながら音楽も作っていくじゃないですか。こういう音楽が必要なんじゃないかって、それに合わせて作っていくワケで。そうなるとある程度少し多く作らなきゃいけない。予備というか。そうすると使われないトラックが出てくるのはまぁまぁ普通
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井上 | でもすごい勿体無いですよね。全部聞きたいです
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梶浦 | サントラにはほとんど。全部ではないですけど、いい曲から上から順にね(笑)入れたので
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井上 | いい曲から順に(笑)。1番最初はメインテーマですかね?
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梶浦 | そうですね。1曲目はメインテーマですね
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井上 | メインテーマ入ってなかったらちょっと寂しいなと
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梶浦 | とりあえず1曲目にがーんと。そこだけは何も迷わず1曲目はメインだよねって
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井上 | 私も楽しみです。サントラが聞けるのが
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梶浦 | もちろん麻里奈ちゃんの歌も入ってます
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井上 | (笑)これ挿入歌とか入ってるんですか?あ、こんなこと聞いていいのかな?
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梶浦 | うーん……微妙ですけど入りません。言ってるし(笑)
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井上 | (笑)微妙じゃない!全然微妙じゃないな
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梶浦 | ちょっと挿入歌のほうは。あのね、けっこう長い曲なんですよ、「Ballad」
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井上 | 5分ぐらいありますよね?
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梶浦 | ぐらいっていうか以上?
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井上 | 私「宝石」のほうが長いと思ってたんですよ
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梶浦 | 「Ballad」ゆったりですからね
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井上 | そう。でも、実際聞いたら実は「Ballad」のほうが長くて
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梶浦 | 実はあの曲アレンジしたときにね、間奏を入れてたんですよ。間奏作って、これぐらいの長さちょうどいいんじゃないの?よし盛り上がった、終わった、と思ったら、8分半とかあって。さすがにそれは犯罪だろうと思って(笑)間奏全部取って。かっと抜いて
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井上 | えー、でも聞きたかった!勿体無い
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梶浦 | さすがにちょっとー、と思ってね
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井上 | 「宝石」も長いですよね
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梶浦 | そう、だね。でも4分、5分ないのかな?
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井上 | 間奏が
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梶浦 | あ、はい、すみません
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井上 | (笑)
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梶浦 | よく言われます
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井上 | いえいえ、でも私は間奏が1番好きなんですけど
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梶浦 | イントロと間奏とエンディング長いってよく言われます
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井上 | でも、イントロすごい短いですよね?
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梶浦 | あれはね、やっぱりすごい意識してます。ほんとに2小節ぐらい
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井上 | たまにイベントとかで歌う機会があるんですけど。会場ちょっとザワザワすると入りそびれることがあるんですよ
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梶浦 | (笑)ほんと、ごめんね?そうだね、あれ、イントロパン押しみたいな
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井上 | しかもだんだんフェイドインじゃないですけど。だんだん入るんで逃すんですよ。1回、イベントで逃して、すいません、もう1回お願いしますって言ったことあるんですよ
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梶浦 | 申し訳ないことをしたわ
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井上 | でも1回入ってしまうと
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梶浦 | あちらは、「Ballad」は長かったというのもあって入れにくかったんですよね、サントラには。だから、あれはシングルで
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井上 | シングルのみ!
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梶浦 | もちろんDVDのほうには商品化として使われると思うんですけど
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井上 | CDで聞きたい方には是非、「宝石」のシングルのほう、よろしくお願い致します(笑)。宣伝しちゃった。ほんと、『コゼットの肖像』もVol.3、サントラももう少しで発売で。すごい寂しいんですけど。梶浦さんは、最近の御活躍がすごい。私、拝見させていただくんですけど。たまにホームページのほうにも書き込ませていただいて
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梶浦 | 私も麻里奈ちゃんのホームページの日記は
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井上 | えー!
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梶浦 | 毎日じゃないですけど、やまに読んでテストだったんだなぁー、お友達とゴハン食べに行ったんだなぁーって
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井上 | そうなんですよ。本当に日常の日記で。しかも毎日更新なので
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梶浦 | 毎日更新は大変だよね。たまに2~3日遅れてることない?
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井上 | これ言っていいのかな?すごい遅れてるんですよ、むしろ
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梶浦 | そうだよね
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井上 | 2~3日とかいうレベルじゃないんですよ
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梶浦 | 1週間後にいってみるとちゃんと書いてあったりしたり
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井上 | たぶんね、正直な話、2~3週間ぐらいズレてるんじゃないかな。みなさんそろそろ気付いてらっしゃるんじゃないかな
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梶浦 | ま、でもね。最終的に1年後に振り返って、ちゃんと毎日あれば、毎日更新ってことに、歴史的にはなる
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井上 | 一応毎日更新、そうですね。ほんとに2週間前の事が今日更新されてたりするので
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梶浦 | 人間、帳尻合わせも大切ですからね
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井上 | そうですね。日常の事なんですけど。最近の梶浦さん、最近わたしいろんなアニメ見るようにしてるんですけど。けっこう最近終わってしまった『MADLAX』など
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梶浦 | そうですね。やらせていただいていました
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井上 | 私あれすごい好きで
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梶浦 | ありがとうございます
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井上 | すみません。他の作品のお話で(笑)。でも、挿入歌とかっていいんだなって思って
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梶浦 | そうですね。やっぱり、日本語の歌、「Ballad」も日本語だし。耳に飛び込んでくるので。普通のBGMとかより、見ている人とか聞いてる人に近付きますからね
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井上 | そうですね。曲もすごい盛り上がる曲なので。すごいわくわくしながら見ちゃいますね、画面。あの、CD、MADLAXのCDを2枚ほど出たのをいただいて。ファンの方にいただいて、聞かせていただいて、素敵だなーって思って
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梶浦 | ありがとうございます。またあれはコゼットと国籍も違うし、テンポ感も
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井上 | 全然雰囲気が違って。でもやっぱりコーラスは(笑)
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梶浦 | はい
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井上 | 不思議な言葉なんだなーって
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梶浦 | あれも梶浦語満載で
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井上 | あれも梶浦語。どこにでも出てくる梶浦語。次はどんな言葉が出てくるのか
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梶浦 | 最近おんなじ言葉が出てくるようになっちゃったんで、少し気をつけて変えるようにしてるんですよね
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井上 | でもやっぱりパターンっていうのが
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梶浦 | あるんですね。あるんですね。早いときのこういう言い回しが楽しいとか、そういうのがあるから。なるべくそういうのは変えるようにしてるんですけど
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井上 | ほんとに、わたし、千葉妙子さんのCDも聞かせていただいて
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梶浦 | ありがとうございます。いろいろ聞いていただいて
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井上 | 千葉妙子さんのCD、自分で買って。素敵だなーって。See-Sawも聞かせていただいて。いっぱいチェックしてるんですけど。すごいいろんな方の曲を書いて
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梶浦 | そうですね。でも基本的にサウンドトラックのみなんで。BGMが多いですけど。たまに挿入歌とかも書かせていただいて
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井上 | その、特に、人物、他の声優さんやアーティストさんの曲を作るとき、すごいそれぞれの方に合ってるっていうか、イメージが違うので。梶浦さんの曲だとしても、そういうイメージというのは
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梶浦 | 声。やっぱりボーカルさんの歌声って1番イメージをくれるんです。私だから、ボーカルさんの声を聞いて、いい声だなって思うと曲を書きたくなることがすごく多い。大体、挿入歌とか書かせていただくときは、その方の声をとにかく聞いて、その方が歌っていらっしゃるCDとかを聞いて。それが合うかどうかっていうよりは自分で、この声の人にはこういったメロディーを歌ってほしいなって書き方をすることが多いです
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井上 | 確かに、人物と言うか人によって、これは本当に梶浦さんが作った曲なのか?って思うぐらい
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梶浦 | そうかな?そう言われると嬉しいんだけど、あんまり言われなくて。何やっても梶浦さんだねって言われることのほうが(笑)
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井上 | そうですか!?私、千葉妙子さんのCD聞いたとき、全然違うなーって
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梶浦 | あ、そうですね。さえこちゃんはプロデュースって立場でやらせていただいたんで。私がやりたいことっていうよりは、彼女になるべく合うことを、と自分では
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井上 | そういう、やっぱり人によって曲を変えられるとか、素晴らしいですね
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梶浦 | ありがとうございます
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井上 | 曲ってどうやって生み出されるものなんですか?
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梶浦 | 曲をつくるなんて簡単なことですよ
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井上 | ええー!?
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梶浦 | だって、今なにげに鼻歌うたってみて、それを譜面に起こしたらもうそれで曲じゃないですか
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井上 | そのなにげない鼻歌が歌えないっていうか
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梶浦 | たぶん、曲を作るのってそんなに難しくないんだけど、自分の作った曲の中で、どれがいい曲か見つけるほうが難しい。曲なんてピアノ弾いちゃえば適当にいくらでもできるんですよ。ギターでもいいし。だけど、要するに人に聞かせるときに、じゃ、どの曲を聞かせるのかっていう。たとえば100曲つくって、どの曲を聞かせるのかってときに、つまんない曲3曲聞かせたらなんだこいつ、つまんないヤツだなってなるし。いい曲を3曲聞かせたら、いい曲作るねってなるけど、問題はそのいい曲ってなんなのかって話じゃないかな。作るのは誰でも作るけど、そっから自分らしい曲とか、あるいは人にいいって思ってもらえそうな曲を、そこから自分の作った中から見つけだすかのほうが大事なんじゃないかなって思う。もの作るってそうだと思うな。いろんなアイデアの中からね
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井上 | 私ほんとに音楽を作れる方は素晴らしいなって思って
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梶浦 | 私は演技ができる方が素晴らしいなって思いますよ(笑)
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井上 | でも演技は日常的なことじゃないですか
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梶浦 | でもね、私にとっては演技より音楽のほうが全然日常だと思う。演技はね、できないよ。すごいと思うもん。それは多分お互いできないことへの憧れがあるのかもしれない
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井上 | これから先、梶浦さん、たくさん、多分これから先すばらしい曲どんどん生み出されて。楽しみにしています。Vol.3にまず、どんな
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梶浦 | そうですね。麻里奈ちゃんの今後の御活躍を
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井上 | がんばります!梶浦さんの近況報告などを
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梶浦 | そうですね。いまTVアニメーションで『舞-HiME』という作品の音楽を担当させていただいております
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井上 | もう現在、放送
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梶浦 | 放送中ですね。来年もちょこちょこ、なんとなくいろんな事をやってますので
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井上 | また梶浦さんの曲を楽しみにしています。はい、本日は本当にありがとうございました!
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梶浦 | ありがとうございました
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井上 | さて。この番組のノーカットバージョンはオフィシャルホームページにテキストで掲載されます。ホームページアドレスはこちらです。出るんです
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梶浦 | こちらです!こちらです!
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井上 | はい。梶浦さん、本日は本当にどうもありがとうございました!今後もよろしくお願いします
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梶浦 | ありがとうございました。よろしくお願いします
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井上 | それではみなさん、ごきげんよう
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